今回は、フランス旅行では欠かせない「Navigo Decouverte(ナヴィゴ デクーヴェルト)」についてご紹介します。購入した場所や、いくらお得になるのか、実際に使用したのでレビューします。
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Navigo(ナヴィゴ)は、フランス版Suicaといえる非接触ICカードです。私は購入したことありませんが、調査した限りパリ在住の大人や学生が定期券のように利用しているようです。
Navigo Decouverte(ナヴィゴ デクーヴェルト)とは、非居住者向けのNavigoです。NAVIGOには「年間パス」「月間パス」「週間パス」がありますが、ほとんどの方は1週間使える週間パスを購入すると思います。これ1枚で、パリのメトロ、イルドフランス(RER)、フランス国鉄(SNCF)が乗り放題です。私はわずか徒歩15分の場所でもメトロを使って楽をしました。
どこで買ったの?
私はシャルルドゴール空港ターミナル2EのRER改札階の窓口で購入しました。入国後「RER」と書いてある看板をひたすら辿ると、改札階にたどり着くことができます。この改札階に、わかりやすく窓口があります。
看板になんとなく、イルドフランスやSNCFと書いてありますね。もちろん空港以外にも、主要駅などで購入できるようです。
いくらで買えるの?
Navigoはカード発行手数料が5€(ユーロ)必要です。そして、週間パスのお値段が22.8€になります。(2018年10月現在)
カードへのチャージは、窓口の方が行ってくれました。おかげで受け取ってすぐに使い始めることが出来ました。
どこに行けるの?
Navigoの利用範囲はZone1~5までになります。といわれてもピンと来ませんよね?なんと言ってもメトロにRER、SNCFにまで乗り放題。私はこんなところに行きました。
- シャルルドゴール空港
- パリ市内(美術館、エッフェル塔、凱旋門他)
- ディズニーランド・パリ
- ヴェルサイユ宮殿
これらの有名観光地へ乗り換えなし、または乗り換え1回で行くのに便利な駅は、シャトレ駅、レアール駅、そしてシャトレ・レアール駅です。(下の画像はシャトレ・レアール駅)
シャトレ・レアール駅から徒歩1分の場所にあるホテルをレビューしています。
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使い方自体はシンプルそのもの。Suicaと同じく、タッチすれば改札が自動で開きます。しかし、注意したい点もあります。
事前に用意するもの
日本から事前に持参した方が良いものがあります。
- 顔写真:縦3cm×横2.5cm
- サインペン(細字がおすすめ)
左に名前、余談ですが、顔写真は上記のサイズなのですが、実際のエリアを定規で測ると縦3.3cm×横2.5cmでした。糊はすでについているので不要で、糊がついているエリアが縦3.3cm×横2.5cmなので、3cmで持って行った私は余った糊がほこりまみれになりました。
左に名前、右が顔写真を張るエリアです。
使用できる期間に注意
とても便利なNavigoですが、使える期間には注意が必要です。購入期間は、使用したい週の前の週の金曜日から使用したい週の木曜日まで、使用できる期間は使用したい週の月曜日から日曜日の深夜0時までです。
私は空港に到着した火曜日に購入しました。早速そのままNavigoでパリ市内へ行き、その週の日曜日まで使い倒しました。
どれぐらいお得か計算してみた
私は火曜日に到着し、日曜日まで使用しました。旅行を振り返って、ざっと計算してみました。
- 初期費用:27.8€
- 空港→パリ市内:10.3€
- ディズニーランドパリ、2往復:30.4€(片道7.6€)
- ヴェルサイユ宮殿:往復10€(片道約5€)
- その他:30€(20回相当、実際はそれ以上)
- トータル:80.7€ ー 27.8€ = 52.9€もお得
あまりにメトロを使いすぎて、本当にざっくりとした計算になってしまいましたが、パリの電車移動がこんなに便利だとは思っていませんでした。
ここまで、 Navigo Decouverte(ナヴィゴ デクーヴェルト)がどれほど便利かを、その使い方とともにご紹介しました。メトロをメインで使うことは、治安の関係で少し心配だったのですが、思っていたよりは安全だった印象です。突然電車内で演奏する方がいたり、駅のホームで演奏していたりする方もいて、電車に乗っているだけでも楽しめました。
皆さんもパリを観光する際は、ぜひNavigoを手に入れてメトロを使い倒してください。