こんにちは、アテ君(@tagbisekkei)です。
今回は香川県高松市にある特別名勝「栗林公園」をご紹介します。さすがの特別名勝だけあって、見どころしかありません。
その中でも特に忙しい方のために、私が厳選した、ここさえ見れば栗林公園の素晴らしさを堪能できる、これだけは外せない見どころ5選を発表します!
特別名勝って何?
5つの見どころを発表する前に、「そもそも特別名勝ってなんだ?」となったのは私だけでしょうか。そんな無知な私は、調べました!
名勝(めいしょう)とは、日本における文化財の種類のひとつで、芸術上または観賞上価値が高い土地について、日本国および地方公共団体が指定を行ったもの。特に、文化財保護法第109条第1項において規定された、国指定の文化財の種類のひとつ。(引用:Wikipedia「名勝」)
なるほど。つまり色々な内容を要約しますと、文化財保護法に定められた美しい景色の中でも特別に価値の高いものを、特別名勝と言うそうです。
フランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン」でも、『わざわざ旅行する価値がある』として三つ星施設に掲載されるほどの場所だそうです。
アクセスはこちらを参考にどうぞ。
飛来峰(ひらいほう)
何といっても外せないのは、こちら飛来峰。様々なホームページやパンフレットで栗林公園を紹介する際に使われる景色は、この飛来峰からの眺めであり、1番の見どころポイントです。栗林公園の顔とも言える景色を眺めることができます。
この高い築山、飛来峰は富士山に似せて作ったと言われています。公園内で2番目に広い南湖と、南湖にかかる偃月橋(えんげつきょう)、そして奥には掬月亭も見ることができます。圧倒的な写真映えに、訪れる方は必ずカメラを向けるスポットです。
掬月亭(きくげつてい)
南庭の湖横に佇み、一際美しい建物がこの掬月亭です。1745年に、松平5代藩主頼恭公が、中国の詩人干良史(うりょうし)の『春山夜月』という詩の一句「水を掬すれば月手にあり」からとって、掬月亭と命名したんだとか。
歴代藩主に大茶屋と呼ばれて愛用されていた茶室だそうで、現在は抹茶と煎茶が楽しめる茶室として利用されています。入亭のみの利用はできませんが、茶室として利用する方は入ることができます。
【営業の詳細】
午前9:00〜午後4:30
抹茶:大人700円、小人500円
煎茶:大人500円、小人400円
屏風松と箱松
箱松は、その名の通り箱の形をした松です。これまで300年に渡って手入れされてきたことによる賜物なんだとか。このような松は他で見たことがありませんでした。
奥の背の高い松並が屏風松です。箱松を引き立てるように屏風としての役割を果たしているかのようです。
鶴亀松
別名を百石松というこの鶴亀松は、「110個の石を組み合わせて亀の形にした岩組の背中に、鶴が舞う姿をした黒松」があると説明書きがあります。
私には、鶴が舞う形にも、岩が亀にも見えないんですが、こういう芸術の世界は奥が深いんですね。ただただ美しいということは間違いありません。
お手植え松
栗林公園には多くの皇族の方々が来園されたときにお手植えされた松があります。北庭には、秩父宮殿下、高松宮殿下、英国エドワード・アルバート王太子殿下、久邇宮殿下・同妃殿下、北白川宮大妃殿下が植樹された松が5本。南庭の掬月亭の南側には、皇太子だった頃の大正天皇がお手植えされた松があります。
引用:うどん県旅ネットより
昭和天皇のお手植え松もあったようなのですが、雷が落ちて枯れてしまったそうです。現在では、昭和天皇お手植え松跡として紹介されています。
皇族の方々が植えた松がこうして今でも残っていて、大きく成長している姿に感慨深い気持ちになりました。
まとめ
今回は香川県の栗林公園をご紹介しました。私は高松駅でレンタル自転車を借りて、自転車で行きました。道中は大きな道路が多く、地下をくぐって道路を渡るのは大変でした。
それでも、高松駅の近くにこんなに素晴らしい観光名所があったなんて知りませんでした。普通に歩いて回ると2時間程度で回ることができます。何かのついでに訪れることもできますよ。
これだけ楽しめて入園料はわずか410円でした。ぜひまた訪れたい場所になりました。